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「Qi(気)」

「気」の話をすると (胡散臭い) などと思われる方も おられるかもしれませんが いよいよ医療の分野では 公認される時代になります よくよく考えてみると 気分、気配、雰囲気、 空気を読む、やる気、元気、、 私たちは 気を感じて生きています そろそろ 気のはたらきについて 正面から認めても 良いのではないでしょうか 

 

WHO(世界保健機関)では 肉体性、精神性、に加え、 社会性も健全であることが 健康に係る要件と いわれてきましたが 1999年には 理事会レベルにおいて 霊性が良好に動的状態であること が健康に係る要件として 追認されました。 肉体性と精神性の 奥に踏み込み 霊性にまで言及したことは 大きな変化だと思います。 また、2018年には 疾病及び関連保健問題の 国際統計分類(ICD)の改訂が 30年ぶりに承認されました。 今回の改訂(ICD-11)では 伝統医学の疾病分類が 初めて採択されまして、 「Qi(気)」の疾病分類が 収載されました。 このこともまた 大きな変化だと思います。

 

伝統医療でいう 「Qi」 というものは の状態をも 総じた表現に なります。 ですので Qiを診るということは も同時に診ていること になります。 伝統医学では 精気と神気を別表記にして 書かれることもあるくらいに 「Qi」というのは 分類してしまうと 数多くあります。 それは例えば その状態を診るときに 観る角度によって 「三角だ」とか 「熱い」とか 「充満している」とか 「滞っている」などと 見えるわけですが

「(上から見たら)丸い」 「(冷えたから)熱くしている」 「(流れが悪くて)充実して見える」 「(流れるのもがないから)滞って見える」 ということも含めての 見え方であるので 全て同じQiを観て 診ています。 そのように 診ることが出来るのは 気を感じ取れる人間だから なのだと思います。 AIには出来ないことです。

 

伝統医学が見直され ICD-11に 「Qi」の分類が 収載されました。 これを機に多くの方が 伝統医学の概念に 興味を持ってくださるようになり 日本の伝統医療、漢方に 目を向けていただき、 ご自分の気を 考えていただけるようになれば 良いなと思います。

そしていづれ 神気までを含めた「Qi」 を考えるということが、 「霊性が良好に動的状態であること」 を考えることと 繋がるようになれば 素晴らしいことだと思います。 日諸木 宮の森煎じ漢方薬局

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