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激しい運動を しているわけではないのに 汗がたくさん出る方が おられます

こういう症状は 証を捉えるときに おおまかに 「気虚」とみなします

「気虚」 すなわち 「正気が足りない」 から 汗がたくさん出る というのは どういう状態 なのでしょうか…

汗は体表につく邪気を 内に侵入させない はたらきをします

本来 正気が充実していますと バリア機能が しっかりしていますので 邪気は侵入できません

しかし 気が弱ってくると 防衛できないので 入り込もうとする邪気を 体は汗を出し続けて 内を守ろうとするわけです

それで 運動もしていないのに やたらと汗をかく ということが起きます

汗をかくのにも 気を使うので 気が足りないところに 気を浪費する循環が おきはじめているのなら 今とは 何かを変えなければなりません

今の自分を変えないのであれば 表面の邪気を解毒して 気を補う必要があります

漢方であれば 解表剤、補気剤を加えます

しかしながら 汗をかき始めるたびに 漢方をのむしかない などと思わずに 正気を損ねている原因に 対処してあげることが 何より大切なのは 言うまでもありません

 

一定量の運動を 習慣にされている方で 「滝汗をかかないと すっきりしない」 とおっしゃられる方が おられます

滝汗で 表面より内に入り始めた 邪気を押し出すことができます

スッキリします

しかし 邪気を引き寄せる 内なる状態に対処すれば いつでもスキッリしている 状態を維持できることも 可能なのです

「健康を保持」するのに 「滝汗をかく必要」 というのは イコールではない と知っておくと

健康のために習慣化した はずの運動により 限りある肉体を 不要に浪費、消耗させないための こころの抑えになるかもしれません

真面目な方ほど 滝汗に快感を覚えたら 要注意です selfcareSupport 長塚

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