黄帝内経 素問 上古天真論篇 黄帝内経 素問 上古天真論篇(2) さらに続きます
是以志閑而小欲、 心安而不懼。
このため人々は あることを意図しこころを向けるにも ゆったりと落ち着いており 欲望は少なく こころは安らかで おそれることはありませんでした
形労而不倦、 気従以順。
肉体を働かせても 倦みあきて嫌になることは無く 正気は治まり 正しい方向に流れました
各従其欲、 皆願所願。
それぞれの欲は少なく 望むところは皆満たされ
故美其食、
食べたものを美味しく思い
任其服、
得られた服を心地よく思い
楽其俗、
その境遇に満足して楽しく暮らし
高下不相慕。
地位の高低を羨むこと無く
其民故日朴。
人々はいたって素朴で誠実でした
是以嗜欲不能労其目。 淫邪不能惑其心。
正しくない嗜好も 彼らの耳目をゆりうごかさず 淫な邪説も 彼らの心情を 惑わすことはなかったのです
愚智賢不肖不懼於物。
愚かな者も、知恵のある者も、 賢い者も、未熟な者も、 何事に対してもおそれることは ありませんでした
故合於道。 所以能年皆度百歳、 而動作不衰者、 以其徳全不危也。
上古の人々が 修養の道に合致していたことが お分かりでしょう ですから皆、百歳を超え しかも 動作に衰えることはなかったのです その修養のあり方を心得、 全うすることで、 肉体もそれに従って 病の危害を招かずにすむのです
つくづく、これがシンプルかつ重要な “健康法”なのだと思う selfcareSupport 長塚
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