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真人・至人・聖人・賢人(3)

黄帝内経 素問 上古天真論篇 今回は「聖人」 其次有聖人者。 処天地之和、 従八風之理、 適嗜欲於世俗之間、 恚嗔之心無、 行不欲離於世。

その次に 聖人と言われる人がいた 天地の気に調和して 自然の摂理に従い 世俗の嗜欲習慣に適応しながらも 怒る、憎む、怨む心を持たず 俗世を離れたいとは思わずに 行動した

被服章、 挙不欲観於俗。 外不労形於事、 内無思想之患。

着るものにしても、挙動にしても 世俗に合わせくらべることなく 事にあたっては 肉体を疲労させすぎるような事なく 心を悩ませるような事もなかった

以恬愉為務、 以自得為功、 形体不敝、 精神不散。 亦可以百数。

しずかに楽しみ務めを為し 自ら国を安定させはたらきを為す そのため 肉体は敝れず 精は散じず 百歳を超えて生きることができた

聖人の教え1 と同様のことが 繰りかえし書かれています 真人至人 俗世を離れていたのに対して 聖人は世俗にとどまっている ことから

世俗に生きるワタシタチが 真の健康としての延命を望むなら 聖人を目指せ〜 といったところでしょう

けれども、本来目指すべきは 無恚嗔之心→結果として長寿 ということです 長生きしたいというのも 欲のうちになります

違う言い方をしてみれば、 長生きしたい というのは 長生きしていない という意識状態です

自らの意識が 全てを映し出します

次は「賢人」です selfcareSupport 長塚

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