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上古の人は衰えず


漢方の勉強をするとき ルーツとして大切に学ぶ古典に 黄帝内経という本があります。 中国最古の医書とされる古典で、 編纂されたのは紀元前86~26。 200年も経たないうちに1度失われ、 再編纂されて現在の黄帝内経となっています。


黄帝というのは古代中国の 神話伝説時代の帝王のうちのおひとりです。 (紀元前2510年~紀元前2448年) 日本でいうと縄文後期にあたる時代に 活躍された人物です。 その黄帝が先生に質問をして 先生がそれに答える形式で 黄帝内経は書かれています。

 

その冒頭部分を ご紹介いたしましょう。

黄帝: 「上古の人は皆百歳を超えて、 しかも動作衰えず。 今時の人、年半100にして 動作皆衰うるのは、時世異なるか」 (上古の人は100歳超えても 老化もしなかったとききます。 今時の人が50歳程度で老化するのは 時代のせいなのでしょうか?)


先生: 「上古の人は道を知る者、 故によく形、神とともにして、 天年をまっとうした。」 (上古の人は道をよく知っていました。 だから体は、神と共にして 天寿をまっとうしたのです。)

「今時の人は道を知らない。 以って其の精気使い尽くし、 以って其の真気を耗散す。」 (今時の人は道を知りません。 だから精気を使い尽くして、 真気を消耗し放散してしまいます。) 「神気を満たし保持することを知らず。 神を御する時がない 故に半百にして衰うるなり」 (神気を満たすこと、守ることを知りません。 神を治める時を持たないのです。 だから50歳そこそこで老化するのです。)




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