子供の病気というのは 進行がはやいし 何かと不安がつきものです
合併症・後遺症なんてことを示唆されて 予防的に働く医療だと言われれば 素直にその加療を受けたくなるのが 親の心情だと思います
子供が1歳になったばかりの頃 発症機序が未だに不明な 川崎病に罹患したことがありました
川崎病は血管に炎症が起きる病気なので 心疾患を後遺症として残さないように 血液製剤を予防的に投与するのが 一般的です
その加療を受けるかどうかについて その時は非常に悩みました 薬のリスクは必ず伴います
非加熱血液製剤の薬害は 社会問題にもなりましたし、 ウィルスは既知のものしか無いなどとは 思っていなかったのもあります 製造過程で全ての害あるものを 除去できる保証なんてありません そもそも血液製剤を体内に入れることに 抵抗がありました
そんな投薬による未知のリスクに、 起きるかわからない後遺症を 回避できるかもしれないという 不安解消ともいえるメリットが 見合うものなのか 天秤にかけるわけです
そして選択し 責任を負う覚悟をします
自分のことではなく 子供のこととなると 不安はさらに大きくなることでしょう
ですが、 だいたいにおいて 不安にかられて起こす行動 というのは ネガティブの連鎖なので いい行動ではありません
治療を受ける際の 指標にするといいかと思います
どちらかを選択して 望ましい結果が 得られようと 得られまいと それを受け入れる覚悟は 必要です
それは字の通り 悟りなわけですが
望ましくない結果が得られた時に それを何かの(誰かの)せいにして みたり 望ましい結果が得られとしても それを当たり前と思って みたり
現代の風潮としては なにかと訴訟に持ち込む 傾向がありますので 双方の責任回避の姿勢が 結果、今の医療財政の破綻にも つながっています
厳しいようですが 治療を受けるというのは 自分の負うべき責任を 医療機関に委任する ということではありません
大きな病気でも 小さな病気でも それは同じです selfcareSupport 長塚
Comments