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「四逆散」

肝に気が滞り、気し 肢に気がまわらなくなった

そんな証の方剤です

シャクヤク 芍薬甘草湯 →四逆散 のながれで投稿していますので もう一度辿っていただくと イメージが捉えやすいかな と思います

肝気が鬱結し肝火となり 内(裏)に熱をもち のぼせるんだけど、 手足はエネルギーがまわらず 冷えてくる


そこまできちゃっている証です (病位としては少陽、太陰まですすんでいる)

怒りが肝を変調させるとも 肝が変調して、怒りとなるとも いいますが

どちらにせよ イライラ、うつうつ、怒り をコントロールすることで 肝をまもることになってきます

コントロールするというのは 我慢することではありません

我慢しないで あたり、まき散らすこと でもありません

怒りをみつめ、 単に、浄化させることです

体に不調が現れたら まず、これをするのです

これが「一曰、神治」です

構成生薬は 柴胡・芍薬・枳実・甘草の4味

柴胡:ミシマサイコの根 肝気鬱結を解除する (だからキョウキョウクマン といったら、柴胡剤なのです しかも、この方剤では 病位がすすんでいるので 腹横筋までピキーンの状態、 横隔膜と腹横筋で「竹の字型」 の緊張を証のめやすとしたりします)

枳実:ダイダイの若い果実 破気消積!積もった気を消して破る!! 注)破気というくらいに正気を消耗する (同じミカン科のチンピに似ている)

ここまで積もらせたら ガツンといかないと〜 っていう方剤です selfcareSupport 長塚

内因性のことを たくさん書きましたが 爆弾低気圧がやってくるとき うつうつと具合が悪くなる、 そんな外因性の気鬱にも 頼りになりますえ 😉 

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